新日曜美術館▽ロンドンを起点にイングランド各地の美しい田園地帯を訪ねながら、イギリスの独創的な美の世界をひもとく。19世紀のイギリスが生んだ世界に誇る美の巨人、ターナー、コンスタブル、ウィリアム・モリス。彼らは皆、大陸の潮流とは異なった独自の美を生み出してきた。その独創性の源にあったのが、イングランドの豊かな自然である。コンスタブルの風景画は、イングランド東部のサフォーク州の人間的で穏やかな風景がなければ生まれなかった。モリスは、西部のコッツウォルド地方の自然美から独創的なデザインを生み出した。ターナーにとっては、若き日に北部の自然に出合ったことで独自のロマン主義絵画創造への道が開かれた。
林望先生が「日本人は名所旧跡に拘りすぎ、むしろそこまで出かける途中の田園風景を大切にするべき」とおっしゃったのに対し、壇ふみが掲題の「迷言?」コメント。おやおや。
林望先生に一票。山中湖からの富士山はきれい。でも、もっと美しいのは、東京から山中湖までの道中風景。中央高速の八王子を過ぎると東富士五湖道路山中湖ICまで、自然のままの森林と原野が残っていて、本当に素晴らしい。水田開発による日本古代からの自然の破壊がないからだと思う。
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